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夫の初めての英検1級チャレンジ(2次試験準備補足の巻)

こんにちは。夫です。

同じ試験を経験した身として、もし参考になれば、と英検1級の2次試験の準備について、私が最終的にしっくり来たやり方を補足的に書いてみます。以前のエントリーを併せてご覧いただければ幸いです。

1. 原稿はとりあえず書いてみる。口慣らしはするが、暗記はしない

特に最初の段階では、ある程度原稿を書くことは自分の考えを整理する上で(少なくとも私にとっては)重要だったように思います。特にボディーの部分をしっかり言うためには、具体例や数値をじっくり考えながら原稿を作成することは効果的であったように思います。問題集の模範解答は音読やシャドーイングはしましたが、いかにも思い出しているような話し方をすることを避けるために暗記はしませんでした。その代わり、頭の中で論理構成を追いながら、言葉は違っていても同じ主旨のスピーチができるよう(いわゆるリプロダクション)何度も練習しました。

2. 話す内容はいくつかのブロックに分け、モジュール化する

2次試験体験の巻で書いた「企業は社会に貢献すべきか?」のスピーチについて、理由1の「社会に貢献できない企業は消費者や投資家から低く評価される」は以前から(英語の学習に限らず)常々思っていたことでしたが、理由2の「企業はいろいろな製品やテクノロジーを持っているから、特に発展途上国に対して貢献できる」については、たとえば「日本は世界にどのように貢献できるか」「発展途上国に対して日本ができることは何か」「世界の水不足を解決するためにはどうしたら良いか」などの過去問・類題の答えからその場で連想したものです。

「日本が得意なのはテクノロジー(って紋切り型ではありますが)」「テクノロジーで(特に発展途上国の)人々の暮らしを向上させることができる」までは良くある解答例だと思いますが、「企業はテクノロジーを持っている」を付け加えると今回のテーマに(一応)対応できる論旨を作れます。ほかにも、「共働きだと家族と話す時間が少ない」「家族の絆が弱まる」に「メールやSNSなどのテクノロジーを使うことで家族のコミュニケーションを補うことができる」などのように、個別のトピックで良く出てくる解答例にもうひとひねり加えることで、新しいテーマに沿ったアイディアを考えることもできそうです。実際、日本語で会話するときも、いくつかのアイディアを組み合わせて論拠を述べているわけで、モジュール化を意識することでスピーチを丸ごと暗記するより柔軟に対応でき、英検の2次試験だけに限らず通常の会話も含めて応用範囲が広くなるように感じました。このようなモジュールとして共通に使えるアイディアやその組み合わせは、私の場合はいろいろなテーマや論点を整理するうちにだんだん意識するようになったのですが、最初からそれを意識するという方法も考えられます。

これをさらに推し進めると、いくつかのサイトで紹介されているような「複数のテーマにそのまま使えるスピーチを書いて暗記する」「最初からモジュール化したアイディアをいくつか覚えてそれを並べることでスピーチを構成する」などの方法に至ると思います。私の場合はそこまで手が回らなかったのですが、単純に原稿を暗記することに限界を感じている場合は効果的かもしれません。

こうやって偉そうに(?)書いてはいますが、私の場合、これらに気を取られすぎて、いくつかの論点ではもっと述べるべきことを述べていなかったように思います。たとえば、私のスピーチでは具体例や数値はあまりなく、説得力は足りなかったと思います。「企業は社会に貢献すべきか」については、前のエントリーで書いたように、震災後の企業の支援の取り組みなど、誰もが納得するような例をうまく使えればもっと説得力があるスピーチができたと反省しています。こういう数値や事実認識については、TIMEなどの雑誌を読むことも重要ですが、言語に関わらず情報源を多くし批判的に考える、という「引き出し」を多くしておく必要性を感じました。

3. 会話を楽しむ

先輩方から、「2次試験の試験官は意外と優しい」と聞いていたのですが、自分の印象としてもかなり優しいように感じました。こちらが言葉に詰まっても(多少なら)待ってくれるし、論旨をバシッと言えなくても何となく伝わればふんふん頷いて聞いてくださったという印象です。事前には圧迫面接等もあり得ると覚悟していたのですが、実際は面接官に助けられる場面が多かったように思います。

今回に限った話かもしれませんが、私の経験した限りでは、英検1級の2次試験は、文字通り試験官と「対決」し、細かい論点を厳しく突いて相手を納得させるディベートというよりは、どちらかと言うと通常の会話の延長として社会的な問題について意見交換をすることが主眼になっているように感じました(その意味では、いまの自分の英語力はディベートには全く耐えないものだと真摯に受け止めています)。この点については異論があるかもしれませんし、誤解を恐れずにあえて書くと国内中心で行われている英語検定の限界なのかもしれませんが、個人的には、2次試験において「会話を楽しむ」ことの比重はとても大きいように感じました。試験官に媚びる必要は全くないと思いますが、試験官と一緒に会話を作り上げることを心がけるのに越したことはないと思います。

4. まとめ

前のエントリーでも書いたように、現状でも2次試験の情報はそれほど多いとは言えませんが、それでも諸先輩方の努力でいろいろなノウハウが蓄積されていると思います。最終的には、いろいろな方の意見を参考にした上でご自分でしっくり来る方法を選ぶのが良いと思いますが、その一助になれば良いと思い、未熟ながら今回のエントリーを書かせていただきました。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。長々とおつきあいいただきありがとうございました。

コメント

No title

 夫さん、英検1級合格おめでとうございます。本業もあり、お忙しいなか、一発で合格されるとは流石です。
 夫さんが仰られるように、英検1級2次はいかに英語でコミュニケーションがとれているかが問われる試験だと感じました。日頃から様々なトピックに対応できるよう準備したいところですが、試験前になると焦ってしまってダメなんですよねぇ。
 
追記)カテゴリ名がスパルタ夫なのはナゼ…。

コメントありがとうございます

yukoさん、コメントありがとうございました。妻がいつもお世話になっております。今回も100 wish listはじめ多数の先輩方のアドバイスを受けたことが大きくプラスに働いたと感謝しています。

私の場合はエッセイとスピーチはとりあえず合格したという感じだったので、今回見つかった弱点を今後少しずつ改善していきたいと思っています。試験になるとなかなか思うように行きませんでしたが、その緊張感から学習に身が入るという側面もあったので、受験料+教材代+交通費分のレッスンだと思えばそれはそれでお得かもしれない(決して小さい金額ではありませんが)と感じました。

ちなみに、「スパルタ夫」は妻が作ったカテゴリなので理由は妻に聞いてくださいませ…。

スパルタ夫のカテゴリ…

 yukoさんこんにちは!
 
 コメントありがとうございます。
 最初英語を学習するにあたって、夫にいろいろとアドバイスを貰っていたのですが、(私にとってはけっこう厳しいことを言われたりするので)シャレで「スパルタ夫」のカテゴリを作ってみた、というのが理由です。英検に関しては私自身は受験する予定が(今のところ)無いため、英検カテゴリを作るにはブログとしての情報不足になりそうだなあ、と思い、夫が受験した体験を書くと言う意味で「スパルタ夫」に入れてしまいました。(あらためて「試験のことなど」というカテゴリを作ろうか思案中です)

 最初はネタで彼のスパルタぶりを書いてみるつもりが、英検レポートを自ら書いてくれることになるとは…(笑)でも、丁寧に記事を書いてくれたので良かったです〜。また記事を書いてもらおうか知らん。
 

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プロフィール

nyororo

Author:nyororo
 2007年に思いがけず北米で数ヶ月滞在することになり、英語を使う機会が無かった私が必要に迫られ英語を使わざるを得ず学習に取り組みはじめました。
帰国後ゆるゆる、ダラダラとやっていた英語学習ですが、2010より学習日記を書くことにしました。

☆このブログを作るにあたって、最初のきっかけになったブログはこちらです。全然英語が出来ずに不甲斐ない気分でいる毎日が綴られています。亜米利加滞在日記
 どうぞ宜しくお願い致します。

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